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NECソリューションイノベータ様 導入事例インタビュー

中長期戦略立案 実践型研修

NECソリューションイノベータ株式会社 様

「信頼」と「外部の視点」が変革の鍵。中期経営計画と人材育成のパートナーシップを語る 

NECソリューションイノベータ株式会社のエンタープライズ事業ラインはNECグループのITサービス事業における民需向けSIのプロフェッショナル部門として、またNECグループのグローバルビジネスを支えるSE集団として、お客様や社会とともにソリューションとイノベーションで新たな価値を創造・実現されています。

今回は、中村正和執行役員常務にインタビューを実施し、「中長期戦略立案」と「若手の爆伸び研修」についての感想を率直に語っていただきました(記事掲載開始日:2025年11月28日)。

【中長期戦略立案について】

まず、今回の中長期戦略立案をご依頼いただく前に、社内ではどのような課題があったのでしょうか?

中村氏:2030年代を見据えたエンタープライズ事業ラインの中期経営計画策定にあたり、SI業界を取り巻く環境変化や技術トレンド、国内外の競合動向を踏まえた、客観的かつ網羅的な分析と中長期的な戦略の策定が必要でした。

特に、事業変革のためのインプットとなる情報や知見が不足しており、SI事業の将来的なあり方に関する情報や、我々が中心とする国内市場だけでなく、海外市場・プレイヤーの動向に関する情報が圧倒的に不足している状況だったのです。しかしながら、社内リソースだけでは十分な調査・分析が難しいと考えていました。

様々な選択肢がある中で、今回、アバージェンス社をパートナーとして選ばれた理由を教えてください。

中村氏:アバージェンス様には以前から当社を深く理解いただいており、信頼関係があったことが一番の理由です。数年前に事業推進力強化プロジェクトやPM(プロジェクトマネジメント)力強化プロジェクトで伴走いただき、大きな成果・実績がありました。

今回の調査・分析を外部に依頼するにあたり、単なる一般的なコンサルティング会社ではなく、信頼でき、我々のことを深く理解してくれている会社が良いと考えていました。

実際に我々からの提案依頼に対するアバージェンス様からの提案内容は、非常に詳細なものでしたし、かつ我々関係者へのインタビューや中間報告で当方の意見を反映してもらえるプロセスが非常に良いと感じていました。短納期の依頼であるにも関わらず提案書自体の厚み・深みからも、我々に対する取り組み姿勢や真摯さが伝わってきました。

弊社としては、調査・分析や中長期戦略立案という初めて依頼する分野で多少不安もありましたが、提案内容を見て「お願いして良かった」と判断できました。

実際に中長期戦略立案を依頼してみての感想をお聞かせください。

中村氏:アバージェンス様には業界・技術トレンド、市場予測、主要プレイヤーの先進事例、ユーザー企業の動向など、多角的な視点で調査・分析を実施していただき、非常に満足のいくものでした。一部の幹部からは「一般的な内容だ」という意見も出ましたが、それは我々が理解できるレベルにまで落とし込んでいただいたからであり、本質は当社の状況にフォーカスした内容だったと評価しています。

特に、最終回で提示された「具体的な戦略事例」は、我々の事業に近い内容で、非常に良かったと考えています。また、私が強く印象に残っているのは、「外部有識者へのインタビュー結果」です。単なるデータ収集や業界分析に留まらず、国内外の第一線で活躍する有識者や実務家、業界のキーパーソンに直接インタビューを行い、現場の“生の声”を我々に届けてくれました。それは我々自身の戦略インプットの大きなきっかけにもなりました。

さらに、競合他社と比較したスキルマップは、特に反響が大きかったです。「当社は何もできていないのではないか」という強烈な刺激となり、危機感の醸成にも繋がりました。

プロジェクトのアウトプットや費用対効果については、どのように評価されていますか?

中村氏:提言いただいた4つの基本戦略は、私が想定していた方向性とも一致しており、そのまま事業ラインの中期経営計画にも組み込みました。従来の事業の延長線上にある戦略に加えて、重点戦略の一つ・プラスアルファの戦略として盛り込むことができました。費用対効果についても、十分な成果が得られたと感じています。

我々関係者や社外有識者へのインタビューなどの工数を考えると、「想定以上の低コストで実現できた」と感じるほどです。何より価値を感じたのは、単なる調査分析にとどまらず、現場や経営層との対話、社外有識者の知見が盛り込まれた、実行性の高い提案をいただけたことです。特に驚いたのは、アバージェンス様の「幅広いネットワーク」と、「業界の最前線にアクセスできる力」です。自社だけでは到底集められない「外部の視点」「外部の声」を的確に社内にインストールできたこと、これが今回の非常に大きな価値だったと思っています。

【若手の爆伸び研修について】

続いて、「若手の爆伸び研修(※)」についてお伺いしたいと思います。こちらはどのような経緯で導入されたのでしょうか? 

(※爆伸び研修:企業風土に同調してしまう若手の遠慮や忖度、枠からはみ出さない、出る杭にならない思考や振る舞いを転換するための6日間の研修)

中村氏:2020年頃、入社3~4年目の若手が社風に慣れて成長が停滞してしまうのではないか、という課題感がありました。ポテンシャルの高い人材を早期に引き上げたいという想いから、この研修は始まりました。コロナ禍に完全リモート(第0期)でスタートし、回を重ね、現在は対象年次の全員が受講する形になっています。

実際に「若手の爆伸び研修」を5年連続で実施されてみて、どのような成果や手応えを感じていらっしゃいますか?

中村氏:目に見えて成果は出ていると感じています。まず、物事の考え方を含め研修内容が非常に良く、若手が自身のキャリアを主体的に考えるための素晴らしいツールになっていると感じています。講師の方の熱意ある講義が受講者に響いている点も、他研修とは違う大きなポイントだと思います。

具体的には、若手(特に30歳前後)が、主体的にキャリアを考えたり、希望する部署や業務について自ら意見を言ってくるケースが増えました。これは、研修で「物事の考え方」を学び、実行に移せているからだと感じています。これだけの成果(若手の主体性向上など)が出ていることを考えると、非常にありがたい金額で実施いただいていると感じています。最終的に作成される「爆伸びマンダラート」(個人毎のキャリアプランで、研修後に上司との1on1で活用するツール)のワークも、若手にとって良い刺激になっているようです。

また、研修の副次的な効果として、コロナ禍以降、希薄になりがちな同世代間のコミュニケーションの場として、研修が非常にうまく機能しています。加えて、従業員のエンゲージメントについても、以前は課題だった若手層のスコアが向上してきており、研修が一定の効果をもたらしていることは間違いないと思います。

今後のアバージェンス社への期待をお聞かせください。

中村氏:まずは、策定した中期経営計画の「実行フェーズ」への伴走ですね。新たな事業開発・人材育成・組織変革といったテーマで、引き続き協力を期待しています。また、研修領域では、コロナ前に実施していた「幹部研修(次世代幹部育成)」の再開を強く期待しています。次世代の幹部育成は我々の大きなテーマです。社内リソース(時間)が不足している中、こうした幹部育成の支援は非常にありがたいです。

アバージェンス様には、今後も良きパートナーとして、共に未来を切り拓いていけることを期待しています。

本日はお忙しい中、長時間に亘ってご協力いただき、ありがとうございました。