NECプラットフォームズ様 導入事例インタビュー
成果創出プログラム

NECプラットフォームズ株式会社 様
目次
- 「外部の視点」と「伴走型」支援により管理職の自主性を醸成
- まず、昨年から開始された組織変革活動(Reborn-P活動)をご依頼いただく前に、社内ではどのような課題があったのでしょうか?
- 様々な選択肢がある中で、今回、アバージェンス社をパートナーとして選ばれた理由を教えてください。
- 昨年、非常駐支援でReborn-P活動を立ち上げられましたが、どのような想いがあったのでしょうか?
- 今年からは予備診断→常駐型支援に変更されましたが、どのような背景・意図があったのでしょうか?
- 予備診断結果(管理者インタビュー・データ分析・マネジメント分析等)を受けて、どのような感想でしたでしょうか?
- 上半期は常駐型で「3領域の事業拡大(プロスペクト拡大)」と「1領域の新規事業領域の探索」に取組みましたが、どのような評価をされていますか?
- 今回の活動の費用対効果についてお聞かせください。
- 今後、アバージェンス社への期待についてお聞かせください。
「外部の視点」と「伴走型」支援により管理職の自主性を醸成
NECプラットフォームズ株式会社のパブリック事業部門は、NECグループが提供する社会ソリューションをハードウェアの開発・製造を中心に支える部門です。質の高い社会公共インフラを創造して、人々の安心・安全な暮らしを支えています。
今回は、植田和典執行役員にインタビューを実施し、「組織変革活動(Reborn-P活動)」についての感想を率直に語っていただきました(記事掲載開始日:2025年11月17日)。
まず、昨年から開始された組織変革活動(Reborn-P活動)をご依頼いただく前に、社内ではどのような課題があったのでしょうか?

植田氏:NECプラットフォームズ(以下、当社)は、NECグループのハードウェア製品の開発・製造を担う会社です。しかし、業務に対する行動に主体性が乏しく、自分達で考えて何かを実行する点が不足していました。その中でパブリック事業部門は、昨年度、「NEC連携事業」として位置付けが変わり、NECグループの売上・利益拡大を目指して大きく組織変更しました。この変革において、自分達の役割を見直し、何をすべきかを考える必要がありました。 パブリック事業部門が成長していくために、自分達の視点だけで行動するのではなく、外部の力を借りて、自分達が新たな気づきを得ることで、より一層の改善・改革活動につなげることが出来るのではないかと考えました。
様々な選択肢がある中で、今回、アバージェンス社をパートナーとして選ばれた理由を教えてください。
植田氏:以前、私がNECに在籍していた際、アバージェンスさんとお付き合いがあり、内部での活動よりも客観的な目で組織を見ることができ、成果が上がった経験がありました。他のコンサルティング会社は組織診断や成果物としてのレポートは出すものの、その改善提案が教科書的で、すでに実施しているような内容が多いと感じていました。一方で、アバージェンスさんは教科書的ではなく、リアルな課題の解決を伴走型で支援してくれて、押し付けではなく、我々クライアント側とディスカッションを重ね、その中で課題を見つけ、改善につなげていってくれます。我々クライアント側が自ら行動するようマインドを変えてくれる点が良いと考えて、今回お願いしました。
昨年、非常駐支援でReborn-P活動を立ち上げられましたが、どのような想いがあったのでしょうか?
植田氏:正直、「自分達の組織がこの活動を通じて変わるだろうか」と私自身が少し懐疑的でした。そこで、昨年は組織に拘らず、同じ職務を担当するメンバーでチームを編成し、自分達の課題をディスカッションし、打ち手を自分達で検討し、実行してもらいました。当組織(約900人)は、元々、異なる組織のメンバーが集まっていますが、組織が違うと何をやっているか全く知らない状況でした。まずは、これまで話したことがないメンバー同士で横の対話をさせ、そこでの気づきを改善活動につなげてもらうことを狙いました。
今年からは予備診断→常駐型支援に変更されましたが、どのような背景・意図があったのでしょうか?
植田氏:昨年は、「横の活動」が中心で、意見が殆ど出ないかと思っていましたが、参加したメンバーの活動を見ると、予想に反して積極的な意見が多く出てきて、建設的な議論により行動が変わってきました。
その結果から、下地が出来上がったと感じたので、次のステップとして「自分達の事業をどう大きくしていくか」というテーマに進められると判断し、今年度は事業毎に「縦」に切り、チーム編成を変えて、活動の支援をお願いしました。
予備診断結果(管理者インタビュー・データ分析・マネジメント分析等)を受けて、どのような感想でしたでしょうか?

植田氏:率直に言うと、「まだ組織として成熟していない」と感じました。決められたプロセスを回しているが、そこに自分達の魂が入っていないように見えました。踏み込んだディスカッションができていなかったり、エビデンス(帳票や会議体等)の形式は存在するものの更新されていなかったり、せっかく作ったエビデンスが次の事業に活かされていなかったり、という点を正直に感じました。また、私の立場からは、各組織に対してそこまで踏み込んで見ていなかったのは事実で、客観的に整理していただいて、改めて「ああ、こうなのか」と認識しましたし、幹部・管理者インタビューの纏めでは、自分から見ると「自分の言ってることが浸透していない部分がある」とショックを受けました。プロセスに関しては、審査やゲートチェックは行われているものの、甘さがあると感じました。
上半期は常駐型で「3領域の事業拡大(プロスペクト拡大)」と「1領域の新規事業領域の探索」に取組みましたが、どのような評価をされていますか?
植田氏:最も効果があったのは、プロスペクト拡大だと感じています。元々、営業メンバーがお客様に担当商材を販売していました。しかし、活動内容は個人任せの管理になっており、ルールやプロセスが十分機能していませんでした。
しかし今年、活動を一緒に進めていく中で、チーム全体で活動しようというマインドに変わり、エビデンス(例:物件管理表等)もただ書くだけでなく、踏み込んでディスカッションして、次なる行動に転換していきました。売り方についても、従来のドアノック営業だけでなく、外部パートナーの活用やEコマースといった取組みの幅も出てきました。昨年度に比べて非常に良く考えた上で行動していると実感しています。その結果として、プロスペクトの幅はかなり広がり、既存のお客様以外にも広げようという意識・行動が出てきました。
また、新規事業領域の探索についても、議論の深掘りが行われることが少なく、親会社であるNECの方針通り行動していました。ただ、今回、「次に我々自身がどうお客様に向き合うか」という視点で検討し、新しい事業モデルを複数創り、具体的な活動につながったことは、今後の事業拡大にとって非常に良いきっかけになると思います。総じて、バラバラに動いていたメンバー間の距離が詰まり、全体でやっていこうという雰囲気が作れたのも良かったと考えています。
今回の活動の費用対効果についてお聞かせください。
植田氏:現時点で見える効果は小さいと思います。しかし、来年度から新しい中期経営計画に基づく事業運営になります。Reborn-P活動を通じて検討した内容より、パブリック事業部門が、NECプラットフォームズ、さらにはNECグループ全体の売上・利益拡大に貢献できるような組織になりたい、そのための、投資と思っています。
今後、アバージェンス社への期待についてお聞かせください。
植田氏:これまでは、自分たちの事業を外から見て頂くことで、どう改善すれば良いか、を考えてきましたが、次のステップは事業を大きくすることです。メンバーのスキルやリソースをフルに活用して、「次の事業を生み出す」というところに、もっとマインドや行動を変えていくサポートをアバージェンスさんには期待したいと思います。特に、既存事業の改善だけでなく、新しい領域でどう事業拡大していくか、という点の伴走をお願いできればと考えています。

また、当社にはパブリック事業部門外にも、様々な事業があり、状況や課題は違いますが、全体のモチベーション向上も含めて、こうした活動ができたら良いのではないかと思います。また、NECグループ以外でも、「受け身体質の組織」、「自分達で変えられない組織」、あるいはバラバラな人たちが集まり一つの方向に進まなくてはならない組織」、といった組織にはアバージェンスさんは特にお勧めです。
本日はお忙しい中、長時間に亘ってご協力いただき、ありがとうございました。
