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予行演習

vol.0013

われわれがご一緒するプロジェクトでは、現場マネジャーの皆さんが社長および経営陣に進捗を報告する「推進委員会」を隔週で行います。

その準備にあたり、マネジャーとアバージェンスのコンサルタントは、できるだけ本番に近い環境で「予行演習」をします。本番と同じ会場で、スクリーンの前に立ち、ストップウォッチで時間を測り、話してみるのです。この予行演習については数々の不平の言葉を頂きました。

「プレゼンなんて何度もやっているよ。小学生じゃあるまいし、予行演習なんて必要ない!」「社長報告だから気合いが入ってるんでしょ。あなたがたコンサルタントの点数稼ぎのために予行演習までさせられるの?」

わたしも駆け出しのころは理由を説明できず、「まあまあ、そう仰らず」と言葉を濁し、なんとか形だけ予行演習をしている有り様でした。逆の立場なら自分もそう言うだろうな、と思っていました。


そんな迷いが晴れたのは、あるマネジャーとの出逢いの後です。その課長はあがり症で、予行演習の話を持ち出すと「有り難い。そんなことまでお願いできるのですか」と頭を下げてくださいました。初めてポジティブな反応をもらったわたしは、徹底的にサポートしよう、と心密かに誓ったのです。

構成をふたりで考え、納得がいくまで予行演習。それでも初回は「これを機に苦手なことに真っ向から挑戦すること」と社長から激励を受けてしまいました。しかし、回数を重ねるごとに上達し、半年後の最終推進委員会では「質実剛健。わが社の模範となるプレゼンだった」と絶賛されるに至ったのです。


「予行演習、有り難うございました。あの効果はすごいですね」、ふたりでプロジェクトを振り返っているとき、課長はおっしゃいました。「もちろん、プレゼンの腕も少しは上がったと思います。でも、もっと大きなもの、目標達成のコツを手に入れた気がしているのです」。確かに、そのプロジェクトでも突出した成果を創出しておられました。

「予行演習で口にし、本番で口にする。部門内でも共有していますから、さらに部下の前で口にする。これだけ口にすれば、段々とできる気がしてくるものですね。以前は目標達成に対して漠然とした不安がありました。でも、こうやって何度も口にすれば『まぁできるよな』と感じられるとわかってきたんです。見逃していたリスクにも気付くし、苦しいときでも腹を据えて挽回策を考えられました」


この言葉を贈って頂いてから、わたしは全員と真剣に予行演習をするようになりました。いつだってコンサルタントは、クライアントから学ばせて頂いているのです。


2015年8月21日

小口 卓

チーフ・オペレーティング・オフィサー
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