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ほんの少し

vol.0010

「継続は力なり」。毎年この季節になると、この言葉の重さを痛感致します。当社のクルーを見ていても、自身に課した御題をやり遂げたものと、途中で惰性に流されてしまったもの、一年経つとこれほど差がつくのかと驚かされます(さすがに『放り出してしまう』ものはおりません)。

われわれとの協業プロジェクトをきっかけとし、クライアント企業の多くではその後も社内で自主的にプロジェクトを継続しておられます。われわれは「継続的な行動変化」を提供価値の眼目に据えていますので、本当に有り難く感じております。ご縁を頂戴し、自主継続プロジェクトをいくつもフォローしておりますと、どうやら「継続上手」な組織と「継続下手」な組織があることがわかってきます。いったい、上手と下手の差はどのあたりにあるのでしょうか?


どうやらキーワードは、「ほんの少し」であるようです。

  • あるクライアントは、行動のデッドライン・オーバー(納期遅延)を「ほんの少し」も許しません。約束したことを期限内に完了しないと、会議で厳しく叱責されます。
  • あるクライアントは、新しい挑戦への躊躇を「ほんの少し」も認めません。言い訳を並べる管理者の背中を、経営陣が押し続けます。
  • あるクライアントは、社員の「ほんの少し」の行動変化を管理者全員が賞賛します。行動を変化させた本人が恥ずかしくなるくらい、社長を筆頭に全員で祝います。


二宮尊徳翁は「大事をなさんと欲せば、小さなる事を怠らず勤むべし。小積りて大となればなり」と言いました。ミケランジェロの言葉にも「ひとつひとつの些細なことが完璧さを創り出す。完璧であることは、決して些細な、取るに足りないことではない」とあります。

長く続けると惰性に流れがち……これは人の性(さが)です。だからこそ「継続上手」な組織は、惰性に流されないために「ほんの少し」に拘り続けているのではないでしょうか。

「大きなこと」を成し遂げる秘訣は、「小さなこと」への対処の仕方にある。洋の東西を問わず、先人たちが同じ趣旨のことを伝えてくれているのは、これこそが人間の性にあらがう智慧だからではないでしょうか。


激動の今般、誰もが「漠然とした大きな不安」に浮足立ちそうになります。すると、手元の「小さなこと」を疎かにしがちになります。しかし、われわれ経営に携わるものたちが浮足立った時間を過ごしていると、変えねばならぬ「大きなこと」は前進しない。「継続上手」な組織からそんなことを学ばせて頂いたのではないか、と思っている次第です。

アバージェンス一同、「小さなる事を、怠らず勤む」組織を一つでも増やすことを通じ、世の中を「ほんの少し」マシにすることに貢献して参る所存です。

2015年1月22日

小口 卓

チーフ・オペレーティング・オフィサー
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