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大切な「問い」

vol.0009

過日7月15日、YYコンテスト2014(Yunus & Youth Social Business Design Contest:学生によるユヌス・ソーシャル・ビジネスデザインのコンテスト)の審査員を務める貴重な機会を頂戴いたしました。予選を勝ち抜いた4チーム(全39チームが出場)のプレゼンテーションを聴き、若人たちの真剣な姿勢と態度に接し、私をはじめ大人たちにむしろ学びが多くあった様に感じています。

ユヌス・ソーシャル・ビジネス(以下YSB)とは、ノーベル平和賞(2006年)受賞者のムハマド・ユヌス博士が提唱・推進している概念で、ビジネスという『器(うつわ)』を山積する社会問題の解決に使おうとするものです。ビジネスという「器」の利用目的は、ここ暫く「利益の最大化」の一側面に傾き過ぎており、この均衡の崩れを放置していてはかえってビジネスという「器」の存在価値を損ねるのではないか、と感じています。

YSBは、均衡を取り戻すことの重要性とその方法をわれわれに提示してくれているものと認識しており、日本での活動を微力ながらアバージェンスがお手伝いさせて頂いている次第です。

YSBの起点は「あなたはどんな社会問題を、なぜ解決したいのか?」との「問い」です。解決しようとしている事柄は本当に社会問題なのか。チームとして問題解決の動機はどこにあるのか。この「問い」に回答できないチームは、ビジネスモデルの妥当性を検証するステップに進めません。本コンテストの予選会にも参加させて頂きましたが、多くのチームが「問い」に応えることができず姿を消していきました。「問い」への深堀りが不十分なチームはビジネスモデルの作り込みもできていない。これも事実でした。

しかしながら、審査員としてそのような「問い」を若人たちに発し続けるなか、私は考え込みました。この「問い」を自分自身に発したことが、今までに何回あるだろうか。クライアントの皆様に発したことが、何回あるだろうか。その回数があまりに少ないことに愕然とするとともに、今後マネジメントにおいてこの「問い」を発することがいかに重要となるか、再認識した気がしました。

われわれアバージェンスは、先人から引き継いだマネジメント・コンサルタントの商いを70年弱にわたって営んでいます。この分野における老舗の矜持として、この大切な「問い」をクライアントの皆様と共に考え、ビジネスという「器」が達成できることの可能性を広げていきたいと考えています。

2014年9月26日

小口 卓

チーフ・オペレーティング・オフィサー
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