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実(じつ)のある話

vol.0020

ここ最近の世の中の変化には、驚かされるばかりです。今は一月ですが、皆様に本通信をお届けする四月下旬、世の中にはどんな風景がひろがっているでしょうか。「なにひとつ確かなものがない」、そんな想いを抱くことがありました。新聞に、以前関与させて頂いたクライアントの苦境が報じられていたのです。十五年前には誰も想像もしなかった風景が、クライアントの眼前にひろがっています。必死で知恵を出し、幾多の障害を乗り越え実行し、最後には目標達成の美酒に酔ったあの成果。今や影も形もありません。「なにひとつ確かなものがないのは当たり前。先人も『明日というのは幻想だ』と言ったではないか」と思いつつも、「では何のために仕事をするのか。何のために生きるのか」と考えざるを得ませんでした。


先日、とあるクライアントのプロジェクト完了報告会に参加しました。参画したリーダーの皆さんが成し遂げた成果の報告と、活動の振返りをする場でした。そこで拝聴したお話が素晴らしかった! 全てのお話に心震える思いがしました。常駐した案件ではないので実務の詳細までは理解することができません。それでも皆さんが語られる大筋はわかり、その振返りに大層共感したのです。帰り路、余韻に浸りながら、「実(じつ)のある話って素晴らしいな」と感じました。自ら考え、そして皆と共有する。自ら動き、そして皆と達成する。そんな佳き時間を過ごした人たちの話には「実がある」。弁舌巧みで溢れんばかりの情報に飾られたプレゼンテーションより、「実のある」お話のほうが共感することを知りました。

それは、その場のお一人お一人が「唯一人」の時間を過されたからではないかと思いました。当初は会社から与えられたテーマだったかもしれませんが、取り組むうちに自分のテーマとして身体化し、多くの試練を克服し、最後にはゴールに到達する。「唯一人」とは「世界広しといえど、こんなに濃密な時間を過ごしたのは私だけだ」、そんな感覚です。文字にすると月並みに聞こえますが、お一人のリーダーが万感を込めて発した、「自分一人では達成できませんでした。皆の力です」という言葉が胸を打ちました。「唯一人」の時間から、「唯一人」の知見を汲み上げられたんだなぁと感じました。


「ただひとつ確かなもの」がその言葉にはありました。リーダーの皆さんが過ごされた「唯一人」の時間、リーダーの皆さんが汲み上げられた「唯一人」の知見。これは世の中がどう変わろうとも、会社の状況がどう変わろうとも、確かなものです。そして確かなものを手にした者が語る「実のある話」には、どうやら周囲を変えていく(私がそうである様に)力を持っている予感がします。その予感を信じ、クルー全員にて精進し、航海を続けていきます。

小口 善左衛門

チーフ・オペレーティング・オフィサー
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